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飛知和大吉社長が考える介護は


やっぱり、人との出会いですね。
人と触れ合う事が1番の楽しみ。
それにつきますね。

Q.いーらいふは、一言でいうとどんな会社ですか?

飛知和大吉社長:

在宅介護をされる方々にとってよい生活を形に、そしてサポートしてく仕事です。

Q.社長は、どうして介護の仕事を選びましたか?

飛知和大吉社長:

いろいろありましたね。ジェットスキー屋に勤めてたこともありました。趣味がいろいろあったので、波乗りやスノーボード、ジェットスキーなど。派手な仕事がやりたかったんです。でも最終的に、趣味を仕事にするとうまくいかないですね。
でも、今は、この仕事は一番です。前勤めていた建築会社で内部移動があり、介護事業部で配属されました。なので最初から、介護に携わったわけではないんです。
28の時に入社。このいーらいふ設立は37,8の時です。前の会社で介護事業に携わったのは8年半くらい。当時入社して1か月の研修で介護事業部に移動になりました。
介護はあまり仕事がなかったのでそのときは左遷だと思いましたよ。でも悔しくてて必死に勉強しました。それからヘルパーステーションや介護タクシーを立ち上げたりと、結局最初1人から最終的には二十数人の事業部になりました。

Q.どうして自分で会社をやろうと思ったんですか?

前の会社で8年半やる中で、この仕事は自分には天職だな、と思うようになって、自分なりの介護を突き進めて行きたいな、という思いから。自分でもっともっと出来るんじゃないかなという思いで独立しました。最初は、不安だらけでしたよ。自分に言い聞かせてたのは、「お金はなかったけれど、介護の事だったら「飛知和」というのが周りにいってくれる人たちがいる。だからお金がなかった分、自分は動こうと」。社長をやりたいわけではなく、自分の介護を突き進みたくてやっているだけだったから。

Q.この仕事で1番面白いところを教えてください。

飛知和大吉社長:

やっぱり、人との出会いですね。人と触れ合う事が1番の楽しみ。それにつきますね。

Q.大変な時もありますか?

飛知和大吉社長:

大変は、大変ですよ、やっぱり。やっぱり感情があったり色々するので、対応が大変です。でも、喜びや感動の方が大きい感じがしますね。

人って特別なことをして
生きているわけではないから、
特別なことを考えようとはしない。

Q.大変な事があっても辞めなかった理由は?

大変なことは何か?と考えると、自分をしっかりケアできないからであって、自分的には手が抜けない、自分のプライベートな時間がなくなる、ということが自分の時間が無くなる事が1番厳しいのかもしれません。だからこそ好きでないと勤めることが出来ない。厳しいご意見をいただくこともあるけど、、それは指導をもらったと思うこと。不適切なサービスを提供していて、お客様から指導を受けるということは、あーやっちまったな、ということはあってもイコールやめたいには繋がらないです。だから辞めようと思ったことがないのです。
現場で介護のかの字から教えて貰った師匠と呼んでいる方いるのですが、その人から、本人や家族の身になって考えなさい、とよく言われました。だからここ(オフィス)ではなくで現場色々な事があるよと言っていました。だから現場に一緒に行って色々教えてもらったり、コミュニケーション対応などを見て覚えたりしてきました、自分は。

Q.師匠の一番印象に残っている言葉は?

飛知和大吉社長:

人って特別なことをして生きているわけではないから、特別なことを考えようとはしない。特別なくくりで考えようとしてしまうのだけれど、同じごはん食べて、寝て、お風呂入ってって皆がやっていること、そこに一つ障害が起きることによって周りの人の手が欲しくなるという事であって、だからといってあれもこれもやってあげるということではない。それだけは頭にはいっています。やっぱりコミュニケーション。でも親しき中にも礼儀あり、今、一番力を入れています。

Q.今でも不安に思う事や迷いはありますか?

飛知和大吉社長:

1番は社員教育です。名前が売れてきて注目され始めると、社員1人1人の行動に対してそれでよいのか?と不安になります。社員が不適切なサービスを提供すると仕事がなくなるので。だから1人1人ではなくみんなでやっていこうという意味も込めて「接遇マナー」をやっています。今会社に1番大切なのは「接遇とマナー」だと思っています。

社長といえど一社員として

Q.社員との間で大事にしていることは何ですか?

飛知和大吉社長:

やっぱりコミュニケーションです。コミュニケーション、イコール自分も社員だということです。社長といえど一社員として一緒に頑張るという事です。そして有言実行、社員に語るというよりは自分で見せるということ。現場で自分でやっていることをやりながら伝えています。そこでコミュニケーション、話しやすい雰囲気づくりを大切にしています。

Q.社員に怒ったりもしますか?

もちろん指導してます。よく怒ったりするのは、業者さんや家族に対してのサービス提供に関して。態度や対応の仕方に対しては強く指導します。会社内での談笑は何ともないですが、業者さんやお客様に対しての態度は一番指導しています。
講習をやっているが、「親しき仲にも礼儀あり」ということを出来なくなってきているときがあります。友達じゃないんだよ、というところが気になりますね。お客さんのところに行ったときに靴を揃えるとか、普通の事が出来なくなってきている。そこで、一般的な礼儀ができていないということで怒ることがあります。指導するのに、礼儀作法が一番うるさいと思います。

Q.でも、お客様、業者さんには社員の評判はいいですよね?

飛知和大吉社長:

それでも、そこは自分はまだまだだな、と思っています。こないだ、もう一度皆で基本を見直そうということで、「接遇とマナー」勉強会をしました。管理者たちも仕事は出来るけども、お客様の接遇、接客においては今一歩、そこが出来ればもっとよくなるというところがあるので。ケアマネージャーや業者さんと仲良くなって不意に友達と話すような話し方になってしまうときがありますが、その場の雰囲気が和むのはいいけれども、そのままの流れでかえってしまうのは違うと思います。帰りはきちんと「どうも、お邪魔しました。よろしくお願いします」ときちんということが大切です。これが「親しき仲にも礼儀あり」今、強調して一番力を入れています。

Q.社長自らお客様から直接ご意見を聞く手段がありますか?

ケアマネージャーさんや家族から直接ご指摘頂くこともあります。正直、今は直接はほとんどないです。でも、クレームがこないように守りになってしまっているところもあるのかも知れないです。だから、ケアマネージャーさんには、成長させてほしいと頼んでいます。自分だと、会社のこともあるのでクレームがこないように守ってしまうので。5.6年前くらいに社員にクレームが入り、電話で応対してました。でも言ったんです。「電話でわかるのか?」って。「自分の目で現場で見て判断するべき、電話で対応するとはなにごとか」と厳しく指導しました。それ以来の社員の伸びがすごく良かったんです。その後は、驚くぐらい、名指しで指名が入るようにもなり、はじめて彼は成長したんだなと思いました。

Q.他社と比べたりすることはありますか?

飛知和大吉社長:

それはないです。何故かというと、自分たちのやり方がすべて正しいとは思ってないからです。他社のいいところは盗むけれども、そのやり方だけやりすぎると「いーらいふ」ではなくなってしまう。情報はとるけど、他事業所と比べていい?悪い?はやったことがないんです。他を責めないで自分たちを責めよう、自問自答しよう。他事業所を責める事業所になってはいけない、と社員にも言っています。確かに不安はありますが、仕事が入ってくれば、お客様に選ばれて、少しは正しいことをしているのかな、と思います。

それだけは、
どんな介護制度が変わろうとも
変えたくない。

Q.介護保険はよく変わると言われますが、そのとき何を1番大切にしていますか?

飛知和大吉社長:

新聞やネット、講習会で勉強しています。みんなで知識を獲得しています。そして、自社でも毎月独自に講習会をしています。わたしは、営業上がりなので、自分の経験談を講習の内容に加えて教えています。私が経験したことは一般的なことなので、聞いている社員もすごくはまるようです。以前は、社員の教育は私だけがしていましたが、現在は主任にもお願いしています。主任にも指導する立場を学んでもらいたいですからね。
そして、介護保険は福祉用具だけではないんです。介護保険の従事者なのでヘルパーや施設の仕組みを勉強会に入れています。それによって家族に臨機応変に対応できています。用具の話は実際は3割くらい、家族の悩みはどちらかというと自分の負担です。「来年8月から法改正になるので要望が介護保険がはずれるかも、市町村が管理するだけでそんなにかわらないけど情報はこちらからも出していくね」のような事を一言いうだけでも全然違うと思います。伝えていく、ということが大切だと思います。

Q.社長から見て、今の介護業界はどうですか?

飛知和大吉社長:

すごく開けてきています。そして、従来よりも使える介護保険になってきていますね。しかし、マニュアル化してしまって、あったかみのないサービスになってきていると思います。それでも問題はないでしょうが、私たちは嫌ですね。うちは古いのかな、と思うけどもやっぱり人間ですからね。

Q.そんな介護の状況が変化するなかで、会社でこれだけは変えたくない、というところは?

飛知和大吉社長:

信念と理念。人との出会いを大切にする、ということ。それだけはどんなに介護制度が変わろうとも変えたくない。人の心とぬくもりを大切に仕事をしようという思いだけは変えたくないですし、ずっと変わってないことでもあります。だから、この気持ちを伝えて行きたい。20、30代のこれからの管理者になる人たちに人の心のぬくもりを大切にするような人間になりなさい、ということをずっと伝えて行きたいです。結局、自分たちは一人で生きられていないんだよ、皆に感謝しなさいということを常に心に思っていてほしいです。
また、もっと介護用品屋を介護保険のいち従事者という位置までにしたい。現状はどうしても用具やとよばれてしまうんです。そうではなく、介護保険をしっかりと学んできている従事者だよ、という事を確立させていきたい。そして、このことを浸透していきたいです。そのことによってお客様の環境がもっともっとよくなるはずですから。
そして、夢とみらいに挑戦しつづけようということ。古いことこだわって立ち止まらずに、新しいことにチャレンジしながらやってきたこもしっかりコラボさせながら生き残っている会社。時代が変わっていくときに、色んな事に臨機応変にできる。新しい事をとりいれながらも「人のこころ・ぬくもりを大切に」という基本をベースにしています。それだけはどんなに介護制度が変わろうとも変えたくないですね。

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